目次
自己肯定感とは
- 自己肯定感が高い状態というのは、ありのままの自分を無条件で受け入れ、愛している状態のこと。
- 何があっても自分の味方でいること。
参考書籍
自己肯定感と自己有用感、自己効力感
自己有用感、自己効力感は似ているが、一緒のものだと考えると危険
- 自己肯定感は、自己有用感、自己効力感と似ているが、一緒のものだと考えると危険である。
- これらを混ぜこぜにして語るのは非常に危険。
自己有用感・・・自分は誰かの役に立っているという気持ち
自己効力感・・・自分は何かができるという気持ち
自己肯定感・・・ありのままの自分を無条件で受け入れ、愛している状態
自己効力感・・・自分は何かができるという気持ち
自己肯定感・・・ありのままの自分を無条件で受け入れ、愛している状態
参考書籍
自己肯定感と自己中
自己肯定感は自己中(自己中心的)とは違う
- ありのままの自分を大事にしたり、自分の気持ちに寄り添うことは、以下のようなものになるのではないか?
- 自分を甘やかすことになるのではないか?
- 自分勝手になるのではないか?
- 自己肯定感の高い人と、自己中な人の根本的な違いは真の愛に満ちあふれているかどうか。
- 人の心には「愛」か「怖れ」のどちらかしかない。
自己中(自己中心的)の人
- 条件付きの愛情
- ある特定の条件の自分は愛せるが、条件が変われば自分を愛せなくなってしまう
- 自分より美しくない人は見下し、自分より美しい人が現れれば嫉妬する。
- 自分にしか関心がない
- 自分の意見に賛成してくれる人しか認めない
- 白雪姫の継母のような人
- いつも心の奥底に「怖れ」の気持ちが溢れている
- 自分よりもすごい人がいつ現れないか、自分の容姿や才能が衰えてしまうのではないか
- 整形手術をしてみたり、ブランド物や高級車を持ってみたり、自分の能力をひけらかしてみたりする
- 人に対して自分が優れていることを証明しないと気がすまない
- 内心はいつも怖れているので、他人に純粋な関心や愛情を抱く余裕がない
- 常に相手が自分をどう評価するのかを気にしている
- 自分は自分、他人は他人と思えていない
- 自分の意見に相手が100%同意してくれることを必要とする
- 自分の意見に同意しない人は徹底的に排除しようとする
自己肯定感の高い人
- 無条件の愛情
- ありのままの自分の容姿を受け容れ愛している
- 年を取ったり、病気や事故で容姿が変化しても昔と変わらず自分を愛することができる
- 自分の存在そのものを、何も条件を付けずに肯定できているので心は穏やか
- 他人との比較はしない
- 自分と他人の容姿を比べて、自分より劣っている、優れているという見方はしない
- すべての人はその人なりに美しいと心得ているから
- 他との比較で自分の価値を決めていない
- 自分よりすごい人が現れれば素直に感動や称賛こそすれ、怖れることはない
- 自分の容姿や才能にかかわらず自分を受け容れ愛しているので変化していくこと心配したりしない
- ブランド物や高級車を買うこともあるが、それは自分がそのスタイルや質を真に気に入ったから
- 誰よりも自分を肯定しているので、自分の能力をひけらかしたり、自分が他人より優秀であることを証明したりする必要を感じない
- いつも心は愛で溢れている
- 自分を受け容れ、愛し、大切にするけれど、他人にも関心を寄せ、受け容れ、愛し、大切にすることができる
- 自分が肯定できているので、相手に肯定してもらえることはありがたいことではあっても、肯定してもらうことは必要なことではない
- 自分は自分、他人は他人と明確に線引が出来ている
- 相手が自分のことをどう思うかは気にしていない
- 自分と相手は違っていて当たり前と思っているので、自分の意見に相手が100%同意することは求めない
- 自分と意見が合う人といるのは楽しいけれど、意見の異なる人を排除したりはしない
自己中な人の特徴(まとめ)
- 心の中が、怖れ(嫉妬、怒りも含む)に満ちあふれている
- 人を見下す
- 自分が優れていることをひけらかし証明しようとする
- 自分の持ち物で自分の価値が決まると考えている
- 自分にしか関心がない
- 自分の意見に相手が100%同意しないと気がすまない
自己肯定感の高い人の特徴(まとめ)
- 心が常に穏やかで愛にあふれている
- 人をランク付けしない
- 自分が優れていることをひけらかしたり、証明したりする必要をまったく感じない
- 自分の価値は自分の存在そのものと考えている
- 自分にも他人にも関心がある
- 自分の意見に同意しない人がいてもまったく構わない
参考書籍
所感
- 自己肯定感の高い人の「他人と比較する必要を感じない」「他人より優れていることを証明する必要を感じない」という部分が特徴的。
- また、すでに自分が最高なのだから相手と違っていても構わないし(もちろん同じでも構わない)=同意を求めないことにつながる。
- この自分が満たされた状態にならなければ、他人に対して関心を抱くこともできないし、ましてや愛することなどもできない。
自己肯定感と成功
自己肯定感の低い状態で成功する人
- 自己肯定感がとても低い状態で大成功することもできる。
- ありのままの自分が嫌いで、ありのままの自分には価値がないと思う。(自分を嫌いながら成功する)
- ありのままの自分では愛されないと思い、何かすごいことをして自分の価値を証明すれば愛されると信じて並外れた努力をする。
- うまくいっている間は自己肯定感の低さを自己効力感の高さで隠しているので、一見とても自信があり幸せそうにも見える。
- 自分の存在価値を何かが出来ること(自己効力感)に頼っているので、その何かができなくなった途端、裸の大嫌いな自分がむき出しになり耐えられなくなる。
- 薬物やお酒に溺れたり自傷行為に走ってしまうか、あるいは他人を騙したり、言葉や体の暴力を振るって人を傷つけてしまう。
- そんな状態になると怖いのである所まで成功したらもうそれ以上新しいことにチャレンジしないという選択をする人もいる。
- 新しいことにチャレンジして失敗し自分が無価値だということがバレてしまうくらいなら、今出来ていることにしがみついていたほうがよいと考える。
- 仮に新しいことにチャレンジを試みる時も、優秀であることが自分の価値だと思っているので、自分が知らない全く新しい分野であるにも関わらず、最初から桁外れに高い目標を設定して、すぐに挫折してしまう。
自己肯定感の高い状態で成功する人
- 自分を本当に愛しながら成功している人(ありのままの自分を受け入れ愛している自己肯定感が高い人)
- 新しいことにチャレンジし躓いても全く気にせず前に進んで行くので何があっても没落するというがない。
- 他人や自分に自分の存在価値を証明しようと思って努力しているのではない。
- たとえ病気になって寝たきりになっても自分には価値があるのだから、何も証明する必要はない。
- 成功することで誰かに認めてもらおう、誰かに愛してもらおうと思っていないので、どんどん新しいことにもチャレンジできる。
- また高い目標を達成することで、自分の価値を証明しようと思っていないので全く新しい分野にチャレンジするときは現実的なゴールを設定することができる。
- うまくいかなくても落ち込むことなく、新しい方法を試し続けることができる。