Excelで表を作る時に、行番号を自動で作りたいことがよくあります。
そんな時に使える数式を3つメモしておきます。
目次
1ずつ足す
たぶんこれが一番簡単に思いつく数式じゃないかなと思います。
考え方
- そのセルの一つ上の行番号に
+1した値をその行番号とするような数式とします。
数式
= <一つ上のセルの値> + 1
動作イメージ
行番号の差分
行番号の差分を利用する方法です。
考え方
ROW()関数を利用すると、そのセルの行番号が取得できます。ROW()と引数を省略した場合は、その数式があるセルの行番号が取得されます。ROW(<アドレス>)とした場合、指定した<アドレス>の行番号が取得されます。
<現在の行番号>-<ヘッダの行番号>とすることで、その行の行番号を取得する数式とします。<ヘッダの行番号>は行方向を$で固定しておきます。- 固定しておかないと、下に数式をコピーしたときにヘッダの行がずれていってしまいます。
数式
= ROW() - ROW(<ヘッダのセル(行固定)>)
動作イメージ
その行より一つ上までの値のあるセル数の合計
セルに入力済みの個数を数え上げる方法です。
考え方
COUNTA()関数を利用すると、その範囲の値のあるセルの個数が取得できます。- これを利用して、あるセルの行数は
<先頭>から<そのセルの一つ上のセル>までで値のあるセルの数の合計を取得する数式とします。 <先頭>は行方向を$で固定しておきます。- 固定しておかないと、下に数式をコピーしたときにヘッダの行がずれていってしまいます。
数式
= COUNTA(<先頭(ヘッダ行)(行固定)>:<そのセルの一つ上のセル>)
動作イメージ
おわりに
ちなみに私は手軽に入力できる行番号の差分をよく使っています。