目次
カルダシェフスケールについて
- 1964年に旧ソ連の天文学者ニコライ・カルダシェフによって考案された、文明の指標です。
- 文明が使用できるエネルギーを基にレベル分けしたものです。
- カルダシェル自身はレベル3まで提唱した。その後の研究でレベル7まで拡張されました。
- カルダシェフは「タイプⅠ」「タイプⅡ」という表し方をしていたようですが、ここでは「レベル1」「レベル2」という表現を使います。(内容的には同じものです)
- レベル4以上は想像しにくいと思いますので、エンタメ的にお楽しみ下さい。
レベル0 - 惑星文明以前
- 住んでいる惑星のエネルギーを利用できます。
- 我々は現在レベル0.73あたり(天文学者カール・セーガン)
- 20万年前 → レベル0.1
- 鎌倉時代~室町時代 → レベル0.4
- 明治時代 → レベル0.5
- レベル1になるには…
- 人が1年間に使うエネルギー量を毎秒使うくらいのパワーが必要です。
- あと100年~200年必要です。
レベル1 - 惑星文明
- 原子力やその惑星で利用できるすべてのエネルギーを利用可能です。
- 地震や津波やハリケーンなどの自然災害もエネルギー源となります。
- これらすべてをコントロール可能です。
- あらゆる病気もなくなっています。
- 再生医療の発達で、ほとんどの臓器が再生可能となっています。
- 人間の寿命は100歳~350歳くらい。
- 人間の住む場所も海中など、地球のあらゆる場所へと広がります。
レベル2 - 恒星文明
- 主なエネルギー源は恒星です。
- 恒星が発する熱や光を活用します。
- 恒星からエネルギーを得る方法としてはダイソン球が有名です。
- ダイソン球は、1960年 アメリカの物理学者フリーマン・ダイソンが考えた構造物です。
- 恒星のまわりを卵の殻のように覆ったものです。
- 惑星の軌道を変更したり、太陽系全体を移動させたりすることもできます。
- 例)ブラックホールの回避
- 2015年 ペンシルベニア大学でダイソン球と思われる兆候が指摘された。
- 地球から1480後年の距離にある恒星
KIC 8462852
の光が不規則に減光していました。
- 地球から1480後年の距離にある恒星
レベル3 - 銀河文明
- ダイソン球のエネルギー取得単位が恒星から銀河へレベルアップします。
- 銀河を支配するため、光よりも速く移動する必要があります。
- ワームホールを使って移動します。
- 体はサイボーグになり、寿命という概念はなくなります。
- バクテリアが我々人類のことを想像できないように、今の私達がレベル3の人類のことを想像するのは難しいです。
- 銀河のエネルギーを使い果たすと、別の銀河へと移住します。
レベル4 - 宇宙文明
- エネルギー源は宇宙全体です。
- 意識と肉体は切り離され、時間は無意味なものとなります。
- 過去・現在・未来に自由に行き来できます。
- レベル4になるには数十億年かかります。
- レベル4の人類は神という存在になっています。
- 現在の我々が持っている神話や神という概念は、レベル4の人類が現在に戻ってきて我々をコントロールしている姿なのかもしれません。
レベル5 - マルチバース文明
※ここらへんから意味不明です!
- 宇宙は一つではなく、複数存在している(多言宇宙論)。
- 彼らは多元宇宙の外側の伝説という領域に住む伝説の神です。
レベル6 - 多次元文明
- 高次元に住む存在です。
- 彼らが何をすることが可能なのか、想像することすらできません。
レベル7 - 創造主文明
- すべての神よりも神です。