目次
眠り姫問題
- 日曜日にある実験が開始される。
- 日曜日に実験の被験者である眠り姫はある薬を飲まされて眠らされることになる。
- この薬を飲んだものは、その日一日の記憶をすべて忘れてしまう。
- そして次に誰かに起こされるまでは絶対に起きない。
- 基本的には、日曜日に眠らされた眠り姫は、最終的に次の水曜日に起こされて実験終了となる。
- 日曜日に眠り姫が寝た後、実験者がコイントスを行う。
- このコイントスでもし「表」が出た場合、眠り姫は月曜日に一度だけ起こされて、一つ質問をされた後、また同じ薬を飲まされて眠らされる。
- コイントスでもし「裏」が出た場合、眠り姫はまず同じように月曜日に起こされて、一つ質問をされてから、同じ薬で眠らされる。
そしてさらに火曜日にも起こされて、同様に一つ質問をされて、また薬で眠らされる。 - つまり、コイントスが「表」だった場合、月曜日に一度だけ起こされて質問され、
コイントスが「裏」だった場合、月曜日と火曜日に一度ずつ起こされて質問されることになる。 - 眠り姫は毎回薬を飲んで眠らされるので、起こされたときに今が何曜日なのかはわからないし、コイントスで「表」が出たのか「裏」が出たのかも知ることができない。
- 起こされたときにされる質問はすべて同じもので、
「日曜日に行われたコイントスによって、「表」が出た確率はいくらか？」
というものである。