目次
最終目的
こんな寓話がある。
釣り人の寓話
毎日熱心に釣りをしているひとりの男に投資家が話しかけます。
書籍『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』より
「そんなに釣りが好きなら、もっと一生懸命やったらどうだ?
船を出して魚が取れたら市場へ売りに行って、儲かったらもっと大きな船を買って人を雇って、
さらに儲かったら船団を作って会社にして、儲かったお金で会社を大きくしろよ」
そこで男が投資家に尋ねる。
「わかった。そうやって会社が大きくなったとして、最後はどうなる?」
投資家は答える。
「会社は次の世代の人間に任せて、儲かったお金で悠々自適に過ごしなよ」
男が聞き返す。
「悠々自適って?」
投資家は答える。
「好きなことができるんだよ」
そして男はこう答える。
「好きなことができるって?だったら釣りをするなぁ」
- 結局のところ、人生においてやりたいことをやっている時が一番幸せなのである。