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アファメーションの効果
人は一日に12,000~60,000個の考えを持つ
2005年に行われたアメリカ政府の組織、アメリカ国立科学財団(National Science Foundation, NSF)の研究によると、
平均して人は一日に12,000~60,000個の考えを持ち、そのうち80%はネガティブ、そして95%はその前の日と同じ考えだという結果が出ている。
人は自分がフォーカスしたものしか見ない
人は自分がフォーカスしたものしか見ないということが様々な実験で証明されている。
- 新しい車に買い替えた途端、街中に自分のと同じクルマが走っている
- 新しい髪型に替えた途端、自分と同じ髪型の人が多くいることに気づいた
など。
セレクティブアテンションテスト(選択的注目の実験)
ハーバード大学の研究者だったクリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズは「セレクティブアテンションテスト(選択的注目の実験)」というユニークな実験を行い、これを証明している。
参考:黒いゴリラが通り過ぎる実験
人は自分にどんな言葉を語りかけるかで、人生の結果が大きく異なる
- 常に「私はダメだ」、「何もうまく行かない」とネガティブな考えを持ち、自分に語りかけていれば脳はその証拠ばかりを集める。
- テストでひどい点数を取った時のこと
- 誰かにいじわるをされた時のこと
- スポーツで思うような結果が出なかったときのこと
- 集めれば「私はダメだ、何もうまくいかない」の証拠は山ほど集まる。
- ところが、自分に「私はすごい」、「やろうと決めたことは何でもやり遂げることができる」と語りかけてポジティブに考えればその証拠はいくらでも集まる。
- テストで100点を取れた時のこと
- 誰かが優しくしてくれたこと
- スポーツで思ったとおりの結果が出せた時のこと
- こちらの証拠も山ほど見つかる。
- いままであなたが80%、あるいはそれ以上ネガティブな指示を出していたのを少しずつでもポジティブなものに置き換えて行けば、1年後のあなたの人生は見違えるほど好転しているだろう。
- もし最初の指示が、「ゴリラが途中で出てくるから、いつ出てくるか注目するように」という指示だったらどうだろう?容易にゴリラに気づいていたはずだ。
- 自分の脳に、「私が失敗する理由を探せ」という指示を出せばそればかりが集まる。
- ところが自分の脳に「私は必ずうまくいく、チャンスが必ず訪れるからいつ訪れるか気をつけて見ていよう」と指示を出せば、チャンス(この実験ではゴリラ)が現れたとき見逃さない。
- それほど自分にかける言葉、セルフトークの威力は大きい。
- ゴリラはチャンス、最初から何を探せと指示を出していればゴリラ(チャンス)にも気付けたはずだ。
アファメーションとは自分で自分に語りかけるポジティブな言葉のこと
このアファメーションを使えばあなたの自己肯定感を高く安定させることができる。
参考書籍
アファメーションの組み立て方
一番大事な言葉は「私は」アファメーションの効果的な唱え方
以下に1~5までがアファメーションの組み立て方となる。
1.「私は」など、主語をはっきりさせる
- NG:「自分が大好きです」
- OK:「私は自分が大好きです」
2.現在形や現在進行系を使う(過去形や未来形は使わない)
- NG:「私は健康になるでしょう」
- OK:「私は健康です」
- OK:「私は健康になっていっています」
3.肯定的な言葉を使う(否定的な言葉は使わない)
- NG:「私は貧乏ではなくなっています」 (否定形)
- OK:「私は豊かです」
- OK:「私は日々、豊かになっていっています」
4.願望ではなく、あたかも現実のように言う
- NG:「私は元気になりたいです」
- OK:「私は元気です」(
落ち込んだりもしたけれど、私は元気です) - OK:「私はどんどん元気になっています」
5.朝・晩毎日唱える、最低21日(三週間)は続ける、鏡の前で自分に向かって唱えるのも効果的
言葉だけでなくその状態が現実であるように感じながらイメージしながら唱える
アファメーションは自分に対してウソを言うことなのか?
- アファメーションは本来の姿に戻るためのもの、つまり自分がいま本当だと思っている方がウソで、ウソだと思っているほうが本当なのだ
- 例:自分はブスだ、それが現実だと思っている場合
- でもそれは雑誌やテレビでもてはやされているタレントやモデルに基準を合わせているからに過ぎない。
- だから自分はブスだというのは実はウソなのだ。
- 「すべての人がその人なりに美しい」を思い出させてくれるのが 「私は美しい」 というアファメーションだ。
- 抵抗があるなら、 「私は私なりに美しい」 としてもいい。
- 例:自分はブスだ、それが現実だと思っている場合
- アファメーションは未来の自分を先取りすることで、未来のなりたい自分になるのを加速させるもの
- 例:いま貯金が全くないような場合
- 「私は日に日に豊かになっていっています」 という現在進行系のアファメーションが効果的
- 例:いま貯金が全くないような場合
参考書籍
- {% include book/book_927.html %} {% comment %} 鋼の自己肯定感 {% endcomment %}より
一番簡単な方法
「私は自分が大好きです」を毎日使う。
「私は自分が大好きです」
これを鏡の前で自分を見つめながら唱えてニッコリと笑う。最初は多少の違和感があってもOK。
もし抵抗があるようなら
もし抵抗があるようなら現在進行系にして、
「私は毎日少しずつ自分を好きになっていっています」 とする。
それでもまだ難しい場合は
「私は毎日少しずつ自分を好きになること学んでいます」 とする。
まだ?
「私は毎日少しずつ自分を好きになることの大切さを学んでいます」 とする。
言い続けてみよう
言い続けてみよう。まずはそれが大事だ。最低三週間、21日続けると新しい週間が身に付く。