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自分のどんなところも他人との優劣を決める基準にはならない
- あなたは価値のない人間だと他人に言いたがる人がいる。
- こういう人は自分と比較して、自分と相手が何等かの点で違っているという理由で、相手がほとんど価値のない人間だと見なすのである。
- 自分が他人より優れていると確信できれば、偽りの自尊心を持つことができるからである。
- つまり、自分より劣っていると思える人の基準を作り出すことで、自分の価値が高められると思っているのだ。
- これは、土星が自分の周囲には輪があるという理由で、火星より価値があると思い込むようなものだ。
- 他人が何と言おうと、人間の価値を決定する絶対的な基準はない。
- 人間の価値とは数量で測定できるものではなく、生れた時にもらって、死ぬまで持ち続ける尊厳のことなのだ。