PowerShellでコマンドのエイリアスを設定する方法をメモしておきます。
目次
概要
ここでは例として、Windowsのtreeコマンドの代わりに簡易treeコマンドを自作し、それをどこからでも呼び出せるようエイリアス登録するという流れでいきたいと思います。
Set-Alias
コマンドのエイリアスを設定するには、Set-Alias
コマンドレットを使用します。
Set-Alias <コマンド名> <登録するコマンド名やコマンドのパス>
例
Set-Alias tree_utf8 "C:\scripts\tree_utf8.ps1"
起動時スクリプトに登録する
起動時スクリプトの場所を確認
echo $PROFILE
結果(例)
C:\Users\fumo\Documents\WindowsPowerShell\Microsoft.PowerShell_profile.ps1
- 場所をコマンドで確認したら、ファイルが存在するか確認します。
- 存在しない場合、パスを確認した名前でファイルを作成します。
起動時スクリプトを編集
Microsoft.PowerShell_profile.ps1
Set-Alias tree_utf8 "C:\scripts\tree_utf8.ps1"
Set-Alias
の定義をファイルに追記します。
動作確認
起動スクリプトの読み込み
PowerShellターミナルを再立ち上げするか、こちらを参考に再読み込みして下さい。
エイリアスの確認
Get-Alias
コマンドレットを利用して、きちんとエイリアス登録されたか確認します。
> Get-Alias tree_utf8 CommandType Name Version Source ----------- ---- ------- ------ Alias tree_utf8 -> tree_utf8.ps1
- このようにリストに結果が登場すれば、登録されています。
エイリアスの実行
後は登録したエイリアスが実行できるか試します。問題なく動作すれば完成です。